MESSAGE FROM THE PRESIDENT 社長メッセージ

人とテクノロジーをつなぐ力で“ワクワク”をカタチにする

人とテクノロジーを
つなぐ力で
“ワクワク”をカタチにする

当社は1947年の設立以来、
常に市場や地域の変化に対応して柔軟に事業を展開してきました。

そして、お客様が経営を多角化・グローバル化させていく中、
RYODENも飛躍的に進化を遂げています。

平素よりRYODENグループをご支援いただき、誠にありがとうございます。代表取締役社長の富澤克行です。2025年度の経営方針について、株主価値の最大化に向けた戦略と具体的な施策を、財務指標や市場動向との関連性も踏まえながら詳細にご説明いたします。


  • 長期ビジョンと中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029」
    RYODENグループは、「未来を共創するエクセレントカンパニー」というビジョンを掲げています。このビジョン実現に向け、前中期経営計画「ICHIGAN 2024」で培った成果を基盤に、2025年度からは新たな中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029」に基づき、更なる成長を目指します。本計画は、サステナビリティ経営の強化と持続的な株主還元を両立させることを目指しており、その具体的な内容は以下の通りです。
  • 株主価値向上に向けた3つの戦略
    「ONE RYODEN Growth 2029」では、RYODENグループの強みを活かし、以下の3つの戦略を柱に、長期的な株主価値向上を目指します。

    戦略1:物販に留まらない新たな事業の創出による成長の加速
    基幹中核事業であるエレクトロニクス、FA、冷熱、ビル事業におけるコアコンピタンスの強化と、市場ポジショニングの改善を推進。
    具体的には、高付加価値製品・サービスの開発、顧客セグメントの拡大、海外市場への積極的な進出などを計画しています。
    これらの施策による売上高・利益率の向上を数値目標として設定し、定期的な進捗報告を実施することで、透明性を高めます。新規事業開発(Tプロジェクト等)への積極的な投資を継続し、環境・安心・安全に配慮した新たなビジネスモデルの確立を目指します。これら新規事業の進捗状況、市場規模、収益性予測についても、適宜開示することで投資家の皆様の理解を深めます。

    戦略2:顧客価値最大化による高収益性の実現
    顧客ニーズの的確な把握と、付加価値の高いソリューション提供を通じて、顧客満足度と収益性の向上を両立します。
    具体的な施策としては、顧客データの分析に基づいた製品・サービス開発、カスタマイズ対応の強化、アフターサービスの充実などが挙げられます。これらの取り組みによって、顧客ロイヤルティの向上と、安定的な収益基盤の構築を目指します。

    戦略3:他社にはできない異質化の実現による競争優位性の確立
    独自の技術開発力、グローバルネットワーク、そして長年培ってきた専門知識を活かし、競合他社にはできない異質化を進めます。
    具体的には、独自の技術開発への投資強化、海外技術導入による技術力の向上、グローバルパートナーシップの拡大などを計画しています。
    これにより、市場における競争優位性を確立し、収益性向上を目指します。
    R&D投資額、特許取得数、提携企業数などの指標を通じて、競争優位性の向上を可視化します。

  • 財務戦略と株主還元
    持続的な成長と株主価値の最大化に向けて、以下の財務戦略を推進します。
    * 効率的な資本投資と最適な資本構成の維持
    * 堅実な財務体質の維持と信用力向上
    * 株主還元政策の継続的検討と適切な実施
    具体的な株主還元策については、業績推移や財務状況を踏まえ、適時適切に判断し、継続的に検討していく予定です。
  • リスク管理
    地政学的リスク、市場変動、サプライチェーンリスクなど、事業を取り巻く様々なリスクを的確に把握し、適切な対策を講じてまいります。
  • 最後に
    「ONE RYODEN Growth 2029」は、持続可能な成長と株主価値の最大化を目指す計画です。本計画を着実に実行することで、RYODENグループは「未来を共創するエクセレントカンパニー」として進化し続け、投資家の皆様にとって魅力的な企業であり続けます。今後とも、皆様のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2025年4月1日
代表取締役社長

富澤克行